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2011年10月11日 (火)

嫁入り道具の……

今日はあまり知られていない、

大名家の婦女子用甲冑のお話をしたいと思います。( ´ ▽ ` )ノ

限られたごく一部の裕福な大名家だけに婦女子用の甲冑が製作されていました。

実際に着用したかは分かりませんが…(~_~;)

おもに大名家の婦女子が他家へ嫁に嫁ぐ際に調度品として製作されたとされています。

世に余り知られていないのは、
婦女子用甲冑は極めて少ない為なのである。

婦女子用甲冑が婚礼の調度品として贈られる事が通例化していれば、
もう少し遺品があったかも知れませんね( ̄ー ̄)

それだけに、
遺品は極めて少なく、特殊な事例であったと思われます。

基本的には婚家に伝来するはずなのですが…(~_~;)

唯一、
井伊家には、
井伊直弼(いい・なおすけ)
の次女。
弥千代(やちよ)
所用と言う復古調(ふっこちょう)=「昔の甲冑を模して製作した甲冑の事」

の朱漆塗色々威腹巻具足(しゅうるしぬりいろいろおどしはらまきぐそく)

と言う甲冑は井伊家に伝来しています。

そして、

女性用の甲冑なら華やかな甲冑を連想するはずなのですが…。

華やかな女性らしい甲冑の遺品は、
岡山藩主
池田治政(いけだ・はるまさ)
の正室
米子(よねこ)夫人の着料で実家の酒井家で作らせた、
立涌文色々威二枚胴具足(たてわくもんいろいろおどしにまいどうぐそく)

と、

井伊直弼息女の、
腹巻鎧(はらまきよろい)

くらいではないかとされています。

婦女子用の甲冑と言えど、
一般的に知られる甲冑と何ら変わるところはなく、
華やかな甲冑は極めて少ないとされます。

画像は、
今、確認出来る資料から紹介出来る物を載せました( ´ ▽ ` )ノ

まずは……

伊達綱村(だて・つなむら)
室、
仙姫所用

1318337526208.jpg

黒漆塗瓦札萌葱糸綴畳具足(くろいるしぬりかわらざねもえぎいととじたたみぐそく)

続いて、

真田幸貫(さなだ・ゆきつら)
室、
雅姫所用


1318337534191.jpg

魚鱗札畳具足(ぎょりんざねたたみぐそく)

そして、

池田治政(いけだはるまさ)
室、
米子(よねこ)所用


1318337538144.jpg


立涌文色々威二枚胴具足(たてわくもんいろいろおどしにまいどうぐそく)

最後に、

井伊直弼(いいなおすけ)
次女、
弥千代(やちよ)

1318337542116.jpg

朱漆塗色々威腹巻具足(しゅうるしぬりいろいろおどしはらまきぐそく)

これ等が、
今現在確認されている婦女子用甲冑です。(⌒▽⌒)

世の中に余り知られていない女性用甲冑。
もっと出てきて欲しいです!( ̄▽ ̄)

まぁ、私は製作者なので、
そのうち、
女性用の甲冑・鎧を製作して世の中に知らして行きたいと思います( ´ ▽ ` )ノ笑

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コメント

秋田の妙慶寺に真田幸村の娘の嫁入り甲冑がありました

投稿: | 2016年4月25日 (月) 23時28分

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